正月が明けてからこっち、相方さんと京都の大豊神社に行き、ひとりで地元の大阪天満宮に行き、ほいでまた三輪明神さんへ。都合、3度目の初詣。ハシゴしてます(笑)
こちらは、神戸の編集部の連中を引き連れての初詣なのですが、外国人が多くてですね、毎年、違う場所に初詣に行くことにしているのですよ。去年は、伏見稲荷に行って、アホみたいにたくさんある鳥居をくぐって盛り上がってましたが、今回は、厳かに三輪明神へ。三輪明神というか、別名、大神(o-miwa)神社といったほうが、通りがいいですね。
大阪集合で出発したのですが、えらいこと遠い!
一応、仕事始めの日だったのですが、こーんなところまで行ってしまうと、行って帰ってくるだけで1日が終わってしまって、仕事になりまへんがな(笑)
まあ、戻ってきてから仕事しましたけど。。。
オレの家からだと、
JR天満→JR鶴橋→近鉄奈良線に乗って近鉄西大寺駅→乗り換えて近鉄大和八木駅→乗り換えて近鉄桜井駅→JRに乗り換えてJR三輪駅。
どんだけ電車を乗り換えるんだ?って、すんごい旅程です(笑) なんだかんだで2時間くらいかかります。。。
奈良の三輪といえば、古事記や日本書紀にも出てくる、大物主神がおわす場所。
要するに、ここいら全域が神域という、神聖な場所です。
霊峰、三輪山は、草木一本にまで神が宿るとされていて、一切、斧を入れることを許されていない場所らしいですわ。そんな場所に、オレみたいな汚れ切った人間が入ってもいいんでしょうか?(笑)
日本最古の神社でして、最古の神社ですから芸能も相撲もこっからはじまったわけで、つまり、日本の文明の発祥が、この地である、という場所です。
まあ、初詣の、人がわんさと集まるときに来ても、そうした神聖な雰囲気は味わえませんけどね。
でもね、やっぱ、日本で一番由緒ある神社だけあって、鳥居がデカい!
このデカさに圧倒されました☆
オレは、お寺さんなら庭と仏像を見ますが、神社だと、やっぱ、鳥居にいつも目がいきます。
鳥居というのは、よくよく見ると、不思議なかたちをしてますですよ。
一応、神社の敷地である神域と人間界の俗界を区別する決壊の役目を果たしている、一種の門ですが、起源はよくわかってませんわ。
神前に鶏の止まり木を置いたから鳥居、なんて、もっともらしい説もありますが、インド仏教にも似たようなものがあるし、ほんまになにが起源か、サッパリわかりません。
かたちもね、大別して2種類あります。
2本の柱のうえに笠木(上段の横木)と貫(下段の横木)を通してあるのですが、下段の貫の両端が突き抜けているものと突き抜けていないものがあったり、2本の柱がハの字になっているものがあったり、垂直に立っているものがあったり…。
結構、バリエーションがあるんですよね。
でもこれ、あんまり法則がなくて、寄進者の好みで決まっていることが多くて、そのあたりのいい加減さに笑ってしまいます(笑)
日本最大級の鳥居は京都の平安神宮の鳥居ですが、あれは、それこそ明治に、記録を狙って建てられたものですわ。それよりも、三輪明神のような、むかしからある巨大鳥居が、オレは好きです。
バックの三輪山がスタイリッシュだし、それを借景として立つ三輪明神の鳥居のさまは、なかなかの風景ですよ。
そういう場所へ、外国人を連れて、初詣。
さて、なにかを感じてくれましたかね? まあ、でも、初詣で騒々しいから、それほどの神性を感じることは、無理ですな(笑)
そうそう、三輪は、ご存知、三輪そうめんの故郷でもあります。
手延べの三輪そうめんを売りにしているお店がたくさんありまして、そのうちの1軒になにげに入りましたが、あんまり美味くないですな。
三輪そうめん自体は、家で食べても美味いけれども、こんだけの観光客をさばくお店、仕事が雑すぎますわ(笑) まあ、仕方がないというか、こんなもんです。
というわけで、今年の初詣ハシゴ、終了です〜(笑)
鳥居がでっかいでしょ!

麓の柱の太さは、大人3人が輪になってようやく抱えられる太さです。

参道です。閑散としていたら、きっといい雰囲気です。

二の鳥居です。

注連縄がぶっといです。

ご神木の七本杉のひとつです。

本殿です。なかなかスタイリッシュです。

ネズミの巨大絵馬が奉納されてました。

こちらは、みんなが願いごとを書き込む用の巨大絵馬。

帰りに、三輪山をバックに巨大鳥居をパチリ。

今日はオシャレにマリサ・モンチ。ブラジルの素敵な婦女子さんです☆
本日の1枚:
『Vilarejo』
Marisa Monte